人は多くの自然や生き物と生活を共有していますが、
近年、ある凶暴生物が大繁殖の兆しがあるとして恐れられているのです。

その生物とは、「ツマアカスズメバチ」です。

最凶都市型スズメバチと言われている「ツマアカスズメバチ」。
お隣りの韓国では、これまでに7人が死亡したと言われています。

そしてついに、2012年日本に上陸。

その場所は韓国釜山から南におよそ50㎞にある、
人口3万人の長崎県の対馬。

この対馬で、2012年「ツマアカスズメバチ」が発見されました。
その後生息域は、わずか3年で対馬全域に拡大。

そして今年8月には、対馬から150㎞離れた福岡県北九州市でも、

ツマアカスズメバチの巣がみつかったといいます。

スズメバチ
(これは一般的なスズメバチです)

一体「ツマアカスズメバチ」とは、どういった生物なのでしょうか。

1、繁殖力がとても高いこと

現に、ヨーロッパでは1年間に100㎞拡大したと言われています。
また、ゴミを食べて生きていけるという事で、都市部でも生息が十分可能と言われています。

2、毒性が強い

万一刺されてしまうと激しい痛みと腫れが起こり、
重症化した場合は血圧が低下して、嘔吐・呼吸困難を起こして死に至る場合も・・。

3、性格は凶暴でしつこい

1つ敵を見つけると、30m離れた相手でも襲ってくるといわれています。
また、黒色のものを襲うという習性もあります。

4、匂いに敏感

香水をつけた紙を巣に近づけると、興奮してしまう性質があるので、
特に女性で香水をつけている場合は注意が必要です。

5、対馬特産品にも悪影響

対馬といえば「二ホンミツバチ」の蜂蜜が特産品なのですが、
このミツバチが「ツマアカスズメバチ」に餌とされてしまうため、
ほとんどの養蜂家が出荷できない状態に陥ってしまう。

 
そこで政府は、生息が拡大しないように1億円の予算をかけて水際対策に乗り出しました。

今回ビビット取材班は、その現状を調査するために「対馬」に向かったのです。
現地で調査や駆除を行なっているのは、環境省自然保護官の高辻陽介さん。

ツマアカスズメバチは東南アジア原産で、
天敵だったアリから巣を守るために、高所に巣を作るようになったそうで、
対馬にあるツマアカスズメバチの巣も、とても高い場所にありました。

今の時期は、新しい女王蜂を育てるために、働き蜂が特に狂暴になるというのです。
それでもスズメバチ・バスターは駆除に尽力をあげています。

いつ東京に入っても大阪に入ってもおかしくないという「ツマアカスズメバチ」。
大繁殖しないことを祈るしかありません・・・。