今年も患者数が増えつつある「インフルエンザ」。
お子さんをもつお母さんたちは、お子さんが感染しても少しでも軽くすむように、
毎年インフルエンザの予防接種をお子さんに打ちますよね。
でもこの注射が、子供にとっては恐怖と苦痛の何者でもないことはいうまでもありません!
しかも、小学生までは1シーズン2回接種しなくてはいけないというから、
これまた大変な試練です・・・。
ウチの子供もそれはそれは注射が大嫌いで、毎年大泣きで打たせていました・・。
そんなことを思っていると「スッキリ」であるニュースが!
「痛みのない予防接種」!?
霧状にしたワクチンを、鼻の中に直接吹きつけることによって、
鼻から喉の方に免疫反応を起こさせて、抗体をつくるというワクチン。
その名も「フルミスト」。
では、この「フルミスト」と「注射」では、どのような違いがあるのでしょうか?
・抗体のつくりかたが違う
注 射 = 抗体を体の中に作り、その抗体が侵入したウイルスを退治。
フルミスト = 弱体化させたウイルスを、あえて鼻の中に吹きつけて抗体を誘導させて、ウイルスが侵入する前に阻害。
・ワクチンの有効期間
注 射 = 約5か月
フルミスト = 約1年
とても良いワクチンに思える「フルミスト」ですが、デメリットもあります。
・接種後に体調不良
ウイルスを鼻の粘膜に付着させるため、フルミストを使用してから数日間は、
軽い風邪のような症状になることがある。
・接種料が高い
「フルミスト」は2003年にアメリカ、2011年にヨーロッパで認可されていますが、日本ではまだ厚生労働省の認可がおりていない。
そのため、医師と相談して接種することが必要で、
ワクチンも、医師が個人で取り寄せるため保険がきかず、
日本では、約9000円~10000円する。
痛みがなくて接種できるこの「フルミスト」は、良いといえば良いですが、
やはりお値段が高すぎることが、まずはひっかかりますよね・・・。
あとは、日本の認可がおりていないので、
何かあった場合は保障がされないといいますし、
ウイルスが鼻だけではなくて、喉や目から侵入することもあると思うので、
まだまだ日本で定着するには時間がかかりそうです。
ただ、コメンテーターのロバートキャンベルさんによると、
アメリカでは、フルミストは主流になっているそうです。
医学の進歩とともに、色々と変化していくとは思いますが、
日頃から栄養をつけて、ウイルスに打ち勝つ体をつくったほうが先決ですね!