毎年春を感じさせてくれる菜の花。なんともいえない美しい黄色は心が弾みます。観賞用としても素晴らしい花ですが、野菜としての栄養価は高く食材としても素晴らしいのです。そんな菜の花の栄養や美味しい食べ方について、詳しく紹介していきたいと思います。
菜の花の旬はいつ?
菜の花は、カブや大根と同じアブラナ科の植物です。
菜の花が咲いた状態の畑は、一面が鮮やかな黄色一色になり、なんだか気分がウキウキしてきます。「春だな~!」と、気分を上げてくれる色ですね。特別に春が好きなわけでもないのに不思議です。
菜の花を野菜として食べる場合には、咲く前の蕾の状態を収穫しますので、旬は2~3月となります。
春の象徴ともいえる菜の花ですが、最近は栽培技術の発達に伴い、春以外にも見られるようになりました。
栄養価が優れているため、できるなら一年中食べられた方が良いのですが、何でも一年中食べられるのも季節感がないな~なんて思ってしまうのは私だけでしょうか・・
菜の花の栄養価
菜の花はとっても栄養価に優れていることを、皆さんご存知でしょうか?
特に多く含まれる栄養素は、菜の花100gあたり以下の様になっています。
・ビタミンC:130mg
・ビタミンB6:0.3mg
・カルシウム:160mg
・鉄分:2.9mg
・カルシウム:160mg
・カリウム:390mg
体内でビタミンAに変化するβカロチンはピーマンの5倍、ビタミンCはホウレンソウの3倍以上もある最高の食材です。免疫力の向上やガン予防に効果があると言われています。
ミネラルや食物繊維も多く含まれ、女性に嬉しい葉酸も豊富です。鉄と葉酸が多くとれる菜の花は、妊娠さんや貧血が心配な方には特にオススメですよ!
菜の花の美味しい食べ方
菜の花と言えば、おひたしが定番ですよね。鮮やかな緑色が食欲をそそります。
でも、意外となんにでも合わせやすい食材なので、色々な料理に加えて楽しんでみてください。
菜の花の茹で方
菜の花1束、およそ200gの場合
1、お水1リットルを鍋に入れて沸かし、塩を小さじ1/2入れる。
2、お湯を沸かす間に、蕾・茎・葉に分けておく。
葉は食べやすい大きさに切り、茎は斜め(5ミリ位)に切ると良いですよ!
3、先に茎を茹で、蕾と葉を入れたら更に30秒ほど茹でる。
5、ざるにあげて冷水で冷やす。
6. 十分に冷えたら、かたく絞って水をきる。
茹で時間の目安
・直径5~6mm:30秒
・直径9~10mm:45~60秒
・直径12mm以上:90秒
茹で方3番目にある茎を茹でる際も、上記の時間を目安にしてみてください。
菜の花の美味しい食べ方
茹でて水にさらして絞ったら、そのまま麺つゆと鰹節をかけて食べても美味しいですし、からし和えはお酒のおともにピッタリですよ。
お子さんにはゴマ和えにすると抵抗なく食べられると思います。
パスタの具として、アサリなどの魚介類と一緒に加えると相性抜群です。スープにも使えますし、炊き込みご飯にしてもとても美味しいんですよ。
私は油でサッとソテーして食べるのが好きです。油が絡むと緑が鮮やかで、より美味しそうに!ベーコンとソテーしても最高です。
まとめ
おひたし以外にも色々な料理に使えることを知ってもらえば、より料理のレパートリーが増えますよ!あと1品欲しい時にも助かります。
菜の花は、是非一番甘くて美味しい旬の時期に食べてくださいね♪