花粉情報が気になる季節がきましたね。今年もこの時期が来たか・・と思っている花粉症の方。きっと今までに、花粉症に効果があると言われたものは色々と試してきたことでしょう。今回ご紹介するのは、花粉症に対するヨーグルトの効果です。
ヨーグルトが花粉症に効くの?!
ヨーグルト食べてるのに花粉症なんですけど・・
この様な方も多くいるとは思うのですが、実際に効果があると言われているんです。でも、即効性はありませんので継続してみてくださいね!
そして、ヨーグルトが花粉症に効果があると言われる理由には「腸内環境」が大きく関わってきます。
腸はとっても大切な内臓です。人間の免疫機構の働きの大部分を司っていると思ってください。腸の働きをよくすることが、様々な病気の予防に繋がっていくのです。
実際に、目や鼻などに付着した花粉は体内に入り、腸内で吸収されていきます。
花粉症に限らず、アトピーや乾燥肌などアレルギー体質の方にヨーグルトがオススメなのですが、腸内環境を改善すれば、このようなアレルギー症状はほとんど治ってしまうとも言われています。
効果のあるヨーグルトはどれ?
ヨーグルトの効果は、含まれる乳酸菌によって異なります。以前から研究させていると共に、具体的に効果があると言われていることもありますよね?
インフルエンザに効果的があると言われるのが「R1」
ピロリ菌(胃炎や十二指腸潰瘍など)には「LG21」
プリン体(痛風や肝臓病など)には「PA-3」
このような効果はよく耳にしますよね。
では、花粉症に効果がある乳酸菌はどれなのでしょう?
花粉症の場合には、免疫力を高めることが大切です。ですから、生きて腸まで届く乳酸菌を選ぶようにしましょう。
「LG21」と「R-1」は、生きて腸まで届く乳酸菌です。手軽に手に入りますし、是非毎日食べてアレルギー物質に負けない体づくりを始めましょう。
免疫細胞と花粉症の関係
花粉症は、免疫細胞のバランスが崩れていることが原因です。
・Th1細胞
ウイルスや細菌、花粉のような異物を攻撃し、免疫力を高めて体を守ります。
・Th2細胞
花粉やホコリ、ダニなどに対して抵抗するために、lgE抗体を作り出してアレルギー症状を引き起こしてしまいます。
通常は、この2つの細胞の強さが同じバランスで保たれているのですが、Th2細胞が増えて強くなり、 バランスが崩れた状態が花粉症なのです。
乳酸菌には、Th2細胞の働きや増殖を抑制する効果があると言われています。
アレルギーの症状を引き起こすlgE抗体を減らしてくれる働きがあるので、アレルギー体質の方にヨーグルトがオススメというわけなんですね。
効果的なヨーグルトの食べ方
先ほど、生きて腸まで届く乳酸菌を選ぶことがポイントだと説明しましたが、より効果的になるように胃酸が多い状態で食べないようにしましょう。
せっかく効果的なヨーグルトを食べても、胃酸が強ければ効果が薄くなります。これは非常に勿体ない!
朝のヨーグルトが健康に良いと思われていますが、胃が空っぽの状態やお腹が空いている状態では胃酸が多く出てしまうので効果的ではありません。
かといって、お腹が満腹でも十分な効果が期待できませんので、食事は腹八分目にしてデザートにヨーグルトを持ってきましょう。食事と食事の間のおやつなどに食べると、小腹も満たされて良いですよ。
また、免疫力をアップさせるために効果的な摂取量として『1日100g』が目安だと言われています。
1人分サイズのヨーグルトが丁度良いですね。R-1やLG21ヨーグルトは112gなので、是非1日1つを毎日食べるようにしましょう。
まとめ
ポイントは「効果的な乳酸菌を生きたまま腸へ届ける」ということです。
ちなみに、ダイエット効果があると言われる温かいヨーグルトは、花粉症には効果がありませんのでやめてくださいね。温めると乳酸菌が死滅してしまうので、レンジでチンはダメですよ!
毎日ヨーグルトを食べて、腸内環境を整えましょう。そして、アレルギーに強い体を手に入れましょうね!