ある高校の朝の登校時、校門で生徒の写真を撮りまくる人物。
この人物は、別に怪しいわけありません!
この方は、兵庫県立三田西陵高校の丹後校長。
今年4月に「校長先生絶こうちょう」という、
なんとも面白いネーミングのブログを開設。
地元紙に取り上げられたこともあり、
月に3万アクセスあるという人気のブロガーです!
この丹後校長は、商売道具のカメラを片手に毎日学校をうろうろ。
ブログを楽しみにしてくれている保護者のためにも、
生徒たちのありのままの姿を毎日投稿しています。
時にはテスト中、時には生徒と一緒に授業を受けながら、
生徒たちのベストショットを逃さないといいます。
これについて生徒たちに聞いてみると、
テスト中に来た時はびっくりしたと話していました!
撮影時の先生は
「授業の邪魔にならないように!」
といいながら歩いていましたが、
結構ノリノリの先生(笑)!
そんな丹後校長にお話しを聞くと、
高校生活を大学準備だけの暗い時期にしてはいけないといいます。
今の子供はちょっと無理していて、頑張ることが辛そうに
見えることもあるという丹後校長。
やる時はしっかり頑張らないといけないけれど、
慌てなくてもいつか自分の道は見つかると・・。
慌てないで自分のペースで「生きていること」が一番大事とおっしゃいました。
このお言葉は本当に私達保護者にとっても、とても考え深いことだと思います。
先日子供の通っている学習塾の保護者会に行ってきたのですが、
その時も当校の塾長がこう話していました。
近年受験戦争が厳しくなり、親世代の子供の頃よりも
はるかに大変な状況だといいます。
今は高校受験を目標にしている時期ではあるけれど、
長い将来を考えて、最終的にどのような職業なり道に向かいたいかを考えて、
人生の通過地点として、高校受験を捉えてほしいと・・・。
子供の将来を考えて、日々何かと口うるさくなってしまう親の私達ですが、
大変な時期こそ、気持ちにゆとりをもって
子供たちと頑張っていけたらと切に思いました。
そして、丹後校長の好きな言葉。それは「お気楽」!
このような先生に巡り合えた生徒たちは、とても幸せだと思うのでした。