日本人が大好きなお風呂。
体を清潔にしてくれる他にも、体に良いことがたくさんありそうです。
そこで今回のバイキングでは、温泉医療専門医の早坂先生が教えて下さる「オススメ入浴法」をご紹介!
題して、「カラダの悩み別 オススメ入浴法」。
冷え性
① 40℃のお湯で3分入浴する。
② 手足に30℃のシャワーを10秒あてる。
この①と②を5回繰り返します。
こうして冷水で交感神経を刺激することによって、自律神経が整うということです。
「お湯から水風呂という方法はよく知られているが、30℃だとあまり冷たくないのでは?」・・・という質問があったのですが、
特にそこまで冷やす必要はなくて、逆に冷やし過ぎると不整脈を起こしてしまうことがあるので、30℃でも十分な効果が得られるとのこと。
足のむくみ
20~30分間40℃で「全身浴」をすることで、足に「水圧」がかかり血液が心臓に戻ってくるのです。
さらにプラスすると、足の曲げ伸ばしをすることでより血液が心臓に戻るので、むくみ解消がアップします。
<補足>
ここでスタジオ陣から「なんで半身浴が良いということが流行ったのか?」
という意見が出たのですが、
これにも理由があり、心臓や肺の悪い方やお年寄りの場合は、
水圧がかかりすぎることを防ぐために、半身浴を勧める場合もあるということだそうです。
またダイエットなどのカロリー消費を目的とする場合は、
「全身浴」の方がカロリー消費が多いそうです!
加齢臭
加齢臭の原因は、主に胸や背中の皮脂だと言われています。
その皮脂に含まれる成分を落とすために、
「朝に41℃のシャワーを1分浴びる」ことで
皮脂量が低下して夕方まで清潔に過ごせるということです。
また1分という短すぎる時間に関しては、5分浴びた場合と変わりがなかったため、
1分で良いという研究結果だそうです(東京ガスの調査)。
ダイエット
お風呂に入るだけではカロリーの消費が少ないのです。
ですから、まず入浴して代謝を高めてから運動することによって、
エネルギーの消費が上がりダイエットに効果があります。
更年期障害
毎日同じ時間に入浴することによって、自律神経の働きを正常へ戻すこと。
また入浴方法も、40℃のお湯で20分入浴すると良いのですが、
5分+5分+10分というように、途中で湯舟から出て休憩しながら、
トータルで20分間入浴するようにすると効果的です。
こうして見ていきますと、細かい温度設定や水圧との関係がとても大切だということがわかり、今日から是非実践してみたいことばかりでした。
これから寒い冬を迎えますので、バイキングの入浴方法で健康を維持できるようにしていきたいですね!