今の世の中、スマホ(携帯電話)を持たないなんて考えられない思っている人が、
ほとんどではないでしょうか。
どこにいても自分が必要としている情報を入手することができ、
また人とのコミュニケーションの道具をして必要不可欠になっていることはいうまでもありません。
ただ、一日の大半はスマホを見ているという方はちょっと危ないかもしれません!
皆さんは「スマホ老眼」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
「あさイチ」では、このスマホによる「老眼」について眼科の先生のお話しを聞きました。
スマホ老眼」とは?
目のピント調節力が疲れていることで、眼精疲労の入り口だと言われています。
そしてこれをほうっておくと、
日常生活にも影響が出てしまうほど、実はとても怖い状態だといいます。
どうしてスマホを見ると「スマホ老眼」になるのか?
私たちの目は、スマホなどの近くを見る時は「毛様体筋」という筋肉を緊張させ、
「水晶体」を厚くしてピントを合わせています。
しかし、スマホなどを長時間見ることによってこの筋肉の緊張が長く続いてしまい、
「毛様体筋」に疲れがたまってくるため、ピント調節がうまくできなくなってしまうのです。
実際に実験をおこなってみると、「スマホを見る前」と「スマホを30分見たあと」では、ピントの調節力が3~4歳ほど低下するという結果に・・・。
つまり、たったの30分で「老眼」が進行した状態になってしまったということです。
スマホ老眼はいくつからなるのか?
「老眼」いうと年齢が上の方に多いように思われがちですが、
スマホを頻繁に使用する子供達にとっても深刻な問題になっています。
子供の目の病気にくわしい眼科の先生ににお話しをうかがうと、
子供を診察する時は、必ずスマホの使い方についても問診するといいます。
特に近視の子供は、ゲームをするよりも画面の小さいスマホを長時間みることによって、さらに近視がすすむことに・・・。
スマホ老眼になるとどのような症状になるのか?
目の筋肉に疲れがたまった状態になり、「頭痛」「肩こり」「不眠」といった症状引き起こします。
また、子供の目は大人に比べてピント合わせの力が強いため、
長時間スマホを使用することで「毛洋体筋」が固まり、
ピント調節ができない「調節痙攣」を引き起こす場合もあります。
そしてさらに悪化すると、物が二重になってしまう「内斜視」になる恐れもあるというので本当に怖いです。
スマホ老眼を予防する方法は?
1、1時間に1回は休憩する。
2、近くと遠くを見る。
3、40℃ほどのおしぼりで3分間温める
このお話しを聞くと、とても耳が痛いことばかりです・・・。
体の中でも特に大事な「目」のことなので、
スマホを見る時は続けて長時間見ないように心がけ、
自分の目は自分で守らなくてはいけないとつくづく実感しました。